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70代80代の高齢者におすすめの映画ランキングTOP10!【高齢者の映画鑑賞】

映画鑑賞

70代、80代の高齢者にとって、映画は青春時代の思い出がいっぱい詰まったもの。

でも、どんな映画が観やすいのかどの映画を選べばいいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、70代80代におすすめの映画をランキング形式でご紹介!

さらに、昔の懐かしい思い出話に花が咲く、昭和の名作映画もピックアップしました。

ぜひ、今回の記事を参考にして親世代、祖父母世代の方と素敵な映画の時間を楽しんでください。

高齢者の方と映画を楽しむための注意しておきたいポイント。

  • 年代に合った作品選び
  • 長時間の鑑賞は負担になる
  • 字幕のありなし

など無理なく楽しめるように配慮してあげましょう。

高齢者の映画鑑賞で注意すべきこと

ポイント

  • 音量や明るさ
    聴力や視力が低下している場合もある。「音が大きすぎる」「画面が暗すぎる」といった環境は、高齢者にとって負担が大きくなる。
  • 鑑賞時間
    長時間の鑑賞は、高齢者の方にとって体力的に負担。
  • 内容の分かりやすさ
    ストーリーが複雑、展開が早すぎる作品は、理解しづらい。
  • 字幕の表示
    セリフが聞き取りづらい場合もある。配信サービスなどでも字幕表示機能が充実しているので事前に確認。

音が聞こえにくくなった高齢者には最新家電のスピーカーもおすすめします。

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昔の映画を観るときの注意点

現代と感覚が異なる表現が含まれている場合もあります。

  • 差別用語とされる言葉が使われている
  • 性差に関する価値観が大きく異なる

事前に内容を把握しておき、必要があれば説明を加えてあげましょう。

70代80代におすすめの映画ランキングTOP10を発表します!

心温まる感動作や、往年の名優が出演する作品など選りすぐりの作品をピックアップしました。

10位:幸せの黄色いハンカチ(1977年)

幸せの黄色いハンカチ

高倉健主演の名作。網走刑務所から出所してきた男と、彼を待ち続ける妻、そして旅先で出会った若者2人の交流を描いた心温まる物語。

昭和の風景や人々の温かさが懐かしく、当時を知る高齢者の方々にとっては、共感できる部分も多い。

1時間48分

9位:鉄道員(ぽっぽや)(1999年)

鉄道員(ぽっぽや)

北海道の廃線間近の終着駅で、駅長を務める高倉健。

定年を迎え、幼い娘を亡くした日も愛する妻を亡くした日も、休まず鉄道員(ぽっぽや)一筋だった人生を振り返る。そんな彼の前に現れた一人の少女との出会いによって奇跡の始まりが…。

降旗康男

8位:若大将シリーズ(1961年~1971年)

若大将シリーズ

加山雄三主演の大人気シリーズ。

高度経済成長期の日本を舞台に、スポーツ万能で恋にも積極的な若大将が繰り広げる明るく爽やかな青春コメディ。

当時の若者たちの恋愛模様や友情、家族の温かさが描かれており、懐かしさとともに元気を与えてくれる作品。

1時間30分前後

7位:嵐を呼ぶ男(1957年)

嵐を呼ぶ男

石原裕次郎主演。

ジャズに情熱を燃やす若者たちの友情と恋愛を描いた物語。石原裕次郎が劇中で披露するサックス演奏や、主題歌「嵐を呼ぶ男」はあまりにも有名。

当時の若者の熱気やジャズ音楽の魅力が詰まっており、高齢者にとっては青春時代の思い出が蘇ってくる作品。

井上梅次

6位:グレン・ミラー物語(1954年)

グレンミラー物語

実在のジャズ音楽家で、英仏海峡を飛行中に消息を絶ったグレン・ミラーの生涯を描いた伝記映画。

戦争という時代背景はあるものの、彼の半生と夫婦愛、美しい音楽が感動的に描かれている。グレン・ミラー楽団の演奏シーンは圧巻。

アンソニー・マン

5位:青い山脈(1949年)

青い山脈

石坂洋次郎原作の小説を映画化した青春映画。

戦後の自由な空気の中、高校生たちが恋愛や友情を通して成長していく姿を描く。

原節子と池部良が出演した1949年版は、日本映画史に残る名作。吉永小百合主演の1962年版も青春映画の金字塔。

今井正

4位:北のカナリアたち(2012年)

北のカナリアたち

吉永小百合主演のヒューマンドラマ。

北海道最北端の離島の小学校教師を演じる。

ある事故が原因で島を出ていった彼女は、20年後に教え子の1人が起こした事件をきっかけに真相を知るために他の生徒を訪ねて回る。クライマックスは感動に包まれる。

阪本順治

3位:最強のふたり(2011年)

最強のふたり

フランス映画、実話。

事故で首から下が麻痺した大富豪と、彼の介護者となったスラム出身の若者の友情を描いたヒューマンドラマ。

二人の友情は多くの人の心を打ち、世界中で大ヒットを記録。笑いと感動があり、高齢者にも楽しめる作品。

エリック・トレダノ
オリヴィエ・ナカシュ

2位:あん(2015年)

あん

どら焼き屋を舞台に、樹木希林演じるハンセン病の元患者・徳江と、永瀬正敏演じる店主・千太郎との交流を描いたヒューマンドラマ。

樹木希林の圧倒的な存在感と、永瀬正敏の繊細な演技が光る作品。静かで温かい描写の中に、ハンセン病への偏見や差別、老いと向き合う姿など丁寧に描かれている感動作。

河瀬直美

1位:最高の人生の見つけ方(2019年)

最高の人生の見つけ方

余命宣告を受けた主人公の二人が、病院で入院している少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を入手。二人がそれを実行していく珍道中を感動的に描く。

ハリウッドの同名映画(ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演)を原案に、主人公を女性に変え映画化。心の底から笑いあえるようになった2人を待っていた<ある奇跡>とは?

犬童一心

70代80代の方にとって、昭和の映画は青春時代の思い出がいっぱい。

ここでは、思い出話に花が咲きそうな昭和の名作映画を3つご紹介します。

時代を超えて愛される名作 「東京物語」(1953年)

東京物語

小津安二郎監督の代表作。

戦後間もない東京を舞台に、老夫婦と彼らの子供たちとの交流を描いた不朽の名作。家族の絆や、変わりゆく時代の中で生きる人々の姿を繊細なタッチで描く。

小津作品ならではの映像と、俳優陣の名演は必見です。

2時間15分

家族みんなで楽しめる作品 「男はつらいよ」(1969年~1995年、1997、2019年)

男はつらいよ

渥美清主演の大人気シリーズ。テキ屋稼業で全国を旅する「フーテンの寅さん」こと車寅次郎の、人情味あふれる姿を描いた作品。

笑いあり、涙ありのストーリーは老若男女問わず楽しむことができる。日本の美しい風景や人々の温かさが描かれている50作品

山田洋次

忘れかけていた感動を再び 「南極物語」(1983年)

南極物語

昭和33年、南極観測隊に同行した樺太犬たちの感動の実話。

過酷な環境で第2次越冬は中止となり犬を南極に置き去りにせざるを得なかった。1年後、再び訪れた隊員が見たものは…。

高倉健の力強い演技と壮大な南極の風景は観る者を圧倒し、厳しい自然の中で生き抜く犬たちの姿は多くの人の涙を誘う。現代では賛否両論ある作品ではあるが、当時の時代背景や状況を考慮した上で鑑賞する必要がある。

2時間25分

最近の映画にはついていけない、と話す高齢者もいます。

今回ご紹介したランキングの映画は

  • 心温まるヒューマンドラマ
  • 世代を超えて楽しめる
  • 人生の価値や意味を改めて考えさせてくれる
  • 当時の時代背景を知っているとより深く楽しめる
  • 普遍的なテーマや魅力が詰まっている

などが多く、高齢者にも楽しんでもらえると思っています。

懐かしい映画を観ながら当時の思い出話に花を咲かせ、

新しい感動を共有することで親世代や祖父母世代の方との絆を育んでいきましょう。

-コラム