5月は、目に鮮やかな新緑がまぶしく、過ごしやすい気候の日が増えてくる季節。
開けた窓から入ってくる心地よい風を感じながら、爽やかな季節を感じたいところです。
レクレーションにも季節感のある内容をとりいれたいと考える反面、
日々の業務に追われ、
「今日のレクは何にしよう」と頭を悩ませているスタッフも多いのではないでしょうか。
レクレーションは単なる余暇活動ではなく、
- 五感を刺激して認知機能を維持する
- 昔を思い出し情緒を安定させる
大切なケアのひとつです。
5月は、
- 端午の節句
- 母の日
- 新茶
といった、季節ならではの癒しがたくさんある月です。
ほんの少しの準備ですぐに使えるレクのヒントをご紹介しますので、ぜひ最後までごらんください。
【制作レク】ちぎり絵で彩る「巨大鯉のぼり壁画」

5月と言えば「端午の節句」。
一枚の大きな壁絵制作で、施設の魅力をアピールしましょう。
4月の前半~中旬には制作にとりかかるといいですね。
指先を動かし、協力して制作する壁絵は、脳への刺激と達成感や喜びを感じ、他者交流にもつながります。
大きな模造紙にこいのぼりの下絵を描き、うろこに見立てた赤や青の折り紙をちぎって貼りつけましょう。
手指の微細運動は、リハビリテーション医学の観点からも
- 認知機能の維持・向上
に効果があると報告されています。
こんなこいのぼりをたくさん作って、飾りつけても素敵です。
【回想法レク】童謡「茶摘み」リズム体操(手遊び)
一緒に働いていた福岡県の八女出身(お茶処で有名)の同僚は、
G・Wの前になると「実家で茶摘みを手伝いがある」、と言って毎年必ず連休をとっていました。
5月2日頃は「八十八夜」で、毎年新茶のニュースがテレビをにぎわせます。
新茶は「飲むと長生きする」と言われ、健康長寿の縁起物です。
そんな新茶にあやかって、定番の音楽レクがおすすめ。
童謡「茶摘み」を歌いながら、リズムに合わせてとなりの人と手を合わせていきましょう。
二番はむずかしくなるので、できないことを笑顔にかえて進行すると盛り上がります。
歌詞から、
- お茶の香り
- 昔の初夏の風景
などを思い出すことで
- 言語機能の維持
- 情緒の安定
を促す効果が期待できます。
音楽療法と回想法の組み合わせが、長期記憶の刺激にもつながります。
【運動レク】母の日記念「カーネーション投げ」
5月の第2日曜日は「母の日」です。
母の日をテーマにして、座ったままできる運動レクも盛り上がります。
遊び方:
- カーネーションに見立てた赤いお手玉を準備(普通のお手玉に赤のガムテープなどを貼りつけてもOK)
- 得点シートや並べたかごに投げ、合計得点を競う(すべらせても可)
投げるとき、
「お母さん、いつもありがとう!」
など、かけ声をルールに加えると、温かい雰囲気になります。
上肢の運動になり、終わった後は肩を回したりと軽くストレッチをするといいでしょう。
【感覚レク】「新茶の利き茶会」で初夏を味わう

5月と言えば「新茶」。
嗅覚と味覚を刺激して、リラックス効果もあるレクを楽しみましょう。
遊び方:
- 産地の異なるお茶や、新茶とほうじ茶などを準備
- 味や香りの違いを楽しむ
- どのお茶が〇〇産か、など当てる
嗅覚を刺激することは、認知症の予防にも効果が期待できるという研究結果も報告されています。
(参照:認知症ねっと「嗅覚を刺激して認知症予防!「においと認知症」の最新研究成果」)
【季節行事】「菖蒲(しょうぶ)の足湯」無病息災を願う

5月5日は「端午の節句」。
端午の節句に欠かせない「菖蒲」を使ってレクを企画しましょう。
内容:
- 菖蒲をいれたお湯で、手浴や足浴(足湯)を実施
- ゆったりとした音楽を流しながら、リラックスタイムを楽しむ
- 菖蒲の強い香りが厄除けになる、という由来があること
- 血行促進やリラックス効果もある
といった説明をすることで、子供だけではなく高齢者も菖蒲湯を楽しめます。
(参照:「菖蒲湯はいつやる?由来や効能、やり方や楽しみ方を解説」)
5月の企画レクまとめ
5月は「五月病」といった言葉もあるように、
- 環境の変化
- 気圧の変動
などで心身のバランスを崩しやすい時期でもあります。
体調管理を優先して、水分補給をこまめに行いましょう。
気温が急上昇することも予測されます。
脱水症状にも注意が必要です。
5月の企画レクは、
- 新茶や菖蒲などで嗅覚・味覚でも季節を感じてもらう
- こいのぼりの思い出などで昔を懐かしむ
- 五感を刺激して認知機能を維持
- 情緒の安定
- 他者交流
などの演出で、レクレーションを楽しめる季節です。

